第13回 建前を教わる場所

 

~学校にて~

ミドリさん
すみません、すみません
先生
ガミガミ!
ミドリさん
家でも注意しておきます。
先生
ガミガミ!
ミドリさん
どうもすみませんでした。失礼します

 

~帰宅後~

ミドリさん
あー疲れたー
アゲアゲくん
おかえりなさい、ミドリさん。
アゲアゲくん
何かあったんですか?
ミドリさん
ウチのタケシが学校でやらかしちゃってさー。呼び出されて怒られちゃったわよ
アゲアゲくん
そうなんですか。
ミドリさん
さぁ今から、お説教しなきゃ。気が重いけど。
アゲアゲくん
うーむ。
アゲアゲくん
今日は怒っちゃいますか?
ミドリさん
当然よ。母さん怒っちゃうわよ。
アゲアゲくん
なんで?
ミドリさん
先生に怒られたからに決まっているじゃないの
アゲアゲくん
先生に怒られたら、お家でも怒りますか?
ミドリさん
えーそういうものじゃないの?
アゲアゲくん
うーん。もちろん内容にもよりますけども。
ミドリさん
あら?アゲ親学では違うの?
アゲアゲくん
はい。親は見守りの姿勢が基本ですよ。
ミドリさん
学校で怒られても?
アゲアゲくん
はい。アゲ親は「学校と家は別物」と考えます。サゲ親は「学校では良い子にしないと」と考えます
ミドリさん
アゲ親学って世間の常識の逆に行ってない??
アゲアゲくん
 あー。そう見えるかもしれないですね。
アゲアゲくん
常識なんて星の数ほどあるものですよ
ミドリさん
・・は?
アゲアゲくん
一つの常識でジャッジすることに無理があるって思いませんか?
ミドリさん
そうかなぁ?思わないけど。
アゲアゲくん
これはまいった
ミドリさん
アゲ親の常識で言えば、学校に呼び出されても家では注意しない?
アゲアゲくん
はい。もちろん内容によりけりですよ。お子さんに事情は聞きましょうね。
アゲアゲくん
ほら、ミドリさん問答無用で怒りそうだったから。
ミドリさん
あ・・そう言われてみれば。
ミドリさん
問答無用はダメね。事情は聞いてあげないと。
アゲアゲくん
そうですね。
アゲアゲくん
事情聞いても「どっちが悪いか判断できない」って場合もあると思います。
ミドリさん
うん。タケシも「僕は悪くない!」って主張すると思うけど・・
アゲアゲくん
そうだと思います。そんな場合は「引き分け」で終わらせましょう。
ミドリさん
えーと具体的にどうやって?
アゲアゲくん
事情だけ聞いてあげてください。聞き方のコツも話しましょうか?
ミドリさん
そうね、お願い。
アゲアゲくん
NGな聞き方は事情聴取です。刑事が犯人に問いただすような聞き方ですね。尋問・取り調べNGです。
ミドリさん
うんうん。それだと子どもが悪いって決めかかってるものね。
アゲアゲくん
そうですね。心がけるは気持ちを吐き出させてあげるカウンセリングな姿勢ですね。
ミドリさん
カウンセリング?難しそう・・・
アゲアゲくん
いえいえ大丈夫ですよ。
アゲアゲくん
汚くなっちゃいますが、「乗り物酔いした人を介抱するイメージ」です。カウンセリングとは。
ミドリさん
ん??「辛いなら出した方が楽だよ」ってこと?
アゲアゲくん
その例えビンゴですね
アゲアゲくん
タケシくんが「僕は悪くない!」って主張したらですね。そこには本人なりの事情が必ずあります。
アゲアゲくん
多くの場合、辛い感情を抱えています。その感情を聞き出してあげる。これがカウンセリングの姿勢ですよ。
ミドリさん
あ!乗り物酔いした人に「吐いた方が楽だよ」と思うのと似ているってこと?
アゲアゲくん
その通りです
ミドリさん
んーでも。本当に怒らなくていいの?
アゲアゲくん
 これっぽちもないですね
アゲアゲくん
ぶっちゃけ 「先生に怒られたからお家でも怒らないと」というのがサゲ親の発想なんですよ。
ミドリさん
まぁ先生の言うことが常に正しいとは限らないだろうけど
アゲアゲくん
そうですね。
アゲアゲくん
こう考えましょう。世の中は本音と建て前で出来ています。
アゲアゲくん
学校とは建前を学びに行く場所です。先生とは建前を教える人ですね。
ミドリさん
 そ、そんなこと考えたこともなかった。
アゲアゲくん
そうだと思います。
ミドリさん
でも良い先生もいっぱいいるけど??
アゲアゲくん
もちろん良い先生も沢山いますよ。先生の善悪の話じゃないんです。
アゲアゲくん
学校とは建前を教わる場所」まずはこれを丸暗記しておいてください
アゲアゲくん
生きていくには建前も必要ですから。
ミドリさん
建前も必要・・・分かるけど。
アゲアゲくん
ミドリさん、僕のことどう思ってますか?
ミドリさん
妖怪タダ飯喰らいかな
アゲアゲくん
ひどい・・・
ミドリさん
うそうそ。アゲ親学の先生よ。
アゲアゲくん
良かったです
アゲアゲくん
ミドリさん、学校の先生には言いたい放題言えないでしょ?
ミドリさん
うん。アゲアゲくんのようにはいかないわね。
アゲアゲくん
それって建前じゃないですか。
ミドリさん
え?マナーじゃないの?
アゲアゲくん
マナーとも言いますが、建前でもあります。
アゲアゲくん
「勉強しなくちゃ」「働かなくちゃ」色んな建前ありますね。
アゲアゲくん
本音は「もっと遊びたい」「好きな人と会いたい」などのハズです。人間は。
ミドリさん
あー。確かにそれはそうかも。
アゲアゲくん
良かったです。やっぱりミドリさんはアゲ親になれますよ
ミドリさん
そう?良かった。
アゲアゲくん
サゲ親は「学校行くのが当たり前だ!」「働かなくては絶対ダメ!」とオール建前で生きています。
ミドリさん
そんな人がいるの?
アゲアゲくん
結構いますよ。マジメで堅物な典型的な学校の先生はそうですし、いわゆる毒親もそうです。
アゲアゲくん
ぶっちゃけた話。「義務教育だけど遊びたい」「休みもっとほしい」それが人の本音じゃないですか。
ミドリさん
まぁ、そうね。私、お給料もらえなかったら今の仕事絶対やらないし
アゲアゲくん
ですよね
アゲアゲくん
人間はどこまでいっても人間なんです。本音忘れちゃダメ。建前に飲まれちゃダメなんですよ。
ミドリさん
本音と建て前。何が本音で建て前なのか分かんなくなっちゃいそう。
アゲアゲくん
大人になるとそうですね。本音主義でいきましょう。
ミドリさん
もっと本音でいいのかぁ。
アゲアゲくん
もっと本音でいいですよっ!
ミドリさん
じゃあ、アゲアゲくん。これから家事手伝ってね。
アゲアゲくん
・・・
ミドリさん
・・・
アゲアゲくん
ぜ、絶対にやるもんか!
ミドリさん
少しは手伝ったらどうなのよ!
アゲアゲくん
これが僕の本音ですー

 

本音で生きてます?

決して先生や学校をディスりたいわけじゃないですよ。

それでも学校とは建前を教わる場であり、お家では本音主義でいることです。

 

建前を学ぶことは生きていく上で便利です。

どうしていいか分からない場合はとりあえずは建前通りにやればいいのですから。

 

学校あるあるですが、例えつまんない話でも「勉強になりました」など前向きな感想を言わねばならないのが学校です。

良いように言えば、どんな場面でも前向きな感想を言えば、無難に生きていけます。

悪いように言えば、常に前向きなんて不自然です。

 

アゲアゲくんは何があっても働かないし、家事手伝いもいたしません。

 

「アゲ親学を広めるのが僕の使命なんだ!」

そう思っているアゲアゲくんにとって、アゲ親学以外のことはしたくないのです。

 

・・・ってアゲアゲくんを例に説明しても分かりにくいですね。失礼しました。

 

人それぞれに主張あっていいし、譲れないなら譲らなくてもいい。

アゲ親ほどこの感覚を持っています。

 

先生の主張が間違っていることは、普通にあります。

世の中には、無数の常識があり、従えばうまくいくことなんてない。

 

アゲ親ほど、自分基準で本音で生きています。

サゲ親ほど、他者基準に沿って生きています。

 

学校は建前を教わる場所、家では本音主義でオッケー。

 

お父さん、お母さんも、お子さんも。

みんなでアゲアゲになるコツですので、ぜひ覚えておいてください。