第46回 療育疲れ

ミドリさん
ほら!きょうちゃん!
キョウタロウ
・・・!!※行きたくない
ミドリさん
先生とこ行くよ!

夕方

ミドリさん
あー疲れた。
アゲアゲくん
きょうたろう君の療育ですか?
ミドリさん
うん。くたくた。
アゲアゲくん
なんでそんなに疲れちゃうのでしょう?
ミドリさん
嫌がる子を連れてくのは疲れるよ。
アゲアゲくん
そうですね。
ミドリさん
療育のママ友付き合いも大変だしね。
アゲアゲくん
気を使っちゃいますよね。
ミドリさん
もうね、色んな事考えちゃうの。
アゲアゲくん
うーん。
ミドリさん
あとは先生だね。
アゲアゲくん
先生?
ミドリさん
課題がいっぱい。ほら。
アゲアゲくん
うわ!スゴいカードの山。
ミドリさん
「視覚支援が大事」なんだって。
アゲアゲくん
これは大変でしょう・・・。
ミドリさん
うーん。
ミドリさん
今が踏ん張るときなのかなって。
アゲアゲくん
でも・・・。
アゲアゲくん
ミドリさんは疲れてますよね。
ミドリさん
そうだね。
アゲアゲくん
きょうたろう君は?
ミドリさん
疲れてると思うよ。
アゲアゲくん
うーん。
アゲアゲくん
療育ってね。本来は早期教育と同じハズだと僕は思います。
ミドリさん
早期教育って小さい頃から英語とか勉強習うやつ?
アゲアゲくん
はい。
アゲアゲくん
ヘトヘトになって早期教育をする人はまずいません。
アゲアゲくん
「療育疲れ」は起きやすい。
ミドリさん
それは・・・。
アゲアゲくん
分かります。なぜ療育疲れが起きるのか。
アゲアゲくん
ただね。疲れたら休むものなんです。
ミドリさん
・・・。
アゲアゲくん
僕は障害ある子を育てる親御さんにもアゲ親学を知ってもらいたい。
アゲアゲくん
キレイ事でも何でもなくて。
アゲアゲくん
障害のある人達で「幸せだ」と言う人たちがいます。
アゲアゲくん
僕は本気で言っていると思います。
ミドリさん
・・・。
アゲアゲくん
きょうたろう君は幸せになれますよ。
ミドリさん
・・・。
ミドリさん
「私のせいだ」って思ってるの。
アゲアゲくん
・・・。きょうたろう君のことを、ですか。
ミドリさん
うん。
アゲアゲくん
きょうたろう君は、そんなこと思ってないと思います。
ミドリさん
で、でも!
アゲアゲくん
休んでも責めないと思います。
ミドリさん
・・・。
アゲアゲくん
ある車椅子に乗る青年の話をしますね。
アゲアゲくん
彼は筋ジストロフィーという病気にかかりました。
アゲアゲくん
彼が最も悲しかったのは、母親が落ちこんでいる姿を見ることだったんです。
アゲアゲくん
「お母さん、ごめんね。僕のことで落ちこまないで」そう思っていたそうです。
ミドリさん
・・・。
アゲアゲくん
今のミドリさんはその落ちこんでいるお母さんの姿ではないでしょうか。
ミドリさん
・・・。
ミドリさん
疲れている私を。
ミドリさん
きょうたろうは見たくないかな・・。
アゲアゲくん
笑っているミドリさんを見たいと思います。
ミドリさん
・・・うん。
ミドリさん
私は、どうやったら笑えるんだろう。
アゲアゲくん
無理をしないことだと思いますよ。
ミドリさん
・・・。
ミドリさん
療育減らそうかな。
アゲアゲくん
はい。大丈夫ですから。

 

「心」に焦点を当ててみませんか

このサイトは「サゲる親とアゲる親」と言います。

世の中にはサゲサゲの考え方とアゲアゲな考え方があります。

 

サゲサゲは悪ではありませんが、副作用があります。

「楽しくない」という副作用です。

 

療育・支援学校などはサゲサゲの考え方をしています。

生産性の高い人を育てようとします。

 

アゲアゲは、心の満足度を重視します。

幸福感の高い人を育てようとします。

 

アゲアゲくんが筋ジストロフィーの青年の話をしていました。

これは実話です。

 

状況が悪ければ「私のせいだ」と思うようになります。

幸せに包まれていれば「私のおかげだ」と思えるようになります。

 

辛いほどに取り組んでいるその療育だけが、正解ではありません。

幸せになる方法は、他にいくらでもあります。

 

「希望が見えない」というのであれば「心のアゲ親学」を学んでみませんか。

全く別視点の障害ある子の育て方が分かると思います。