第16回 サゲサゲくん。

ミドリさん
ねぇ、聞いて、聞いて。最近子どもの失敗気にしなくなったの。
アゲアゲくん
おーそれは何よりです。アゲ親学の効果が出ていますね。
ミドリさん
うん。学校からネガティブな報告あってもね。「そうなんだ」と受けとめているの。
アゲアゲくん
アゲ親学「ありのまま」ですね。
ミドリさん
うん、うん。「この子はこの子で人生を生きたらいいじゃない」って思えている。
ミドリさん
「私は私で生きてけばいいんだ」って同時に思えるの。
アゲアゲくん
・・・。
アゲアゲくん
いい話ですねぇ。
ミドリさん
な、泣かなくても
アゲアゲくん
泣くほど嬉しいんですよ。
アゲアゲくん
お子さんこと可愛く思えているでしょ?
ミドリさん
うん。
アゲアゲくん
でもって、親子関係もウマくいっているでしょ?
ミドリさん
うん、うん。
アゲアゲくん
みんなが幸せになる方法っていうのはちゃんとあるんですよ。
アゲアゲくん
ちょっとした意識の差なんですけどね
ミドリさん
考えすぎずに、もっと素直になっていいのね。
アゲアゲくん
 そうです。自然に近いほど、アゲアゲになっていきます。
ミドリさん
最近、気持ちも若返った気がするの。
アゲアゲくん
おぉ。それもアゲ親学の副産物ですよ。
アゲアゲくん
アゲ親学は心の存在に焦点を当てています。かなり良い感じにすすまれてますね
ミドリさん
「心の存在」って学校じゃ教えてくれないものね。
アゲアゲくん
そうですね。でも意識したら「心はあるな」と分かるんですよ。
ミドリさん
うんうん。

~ピンポーン♪~

アゲアゲくん
おや、お客さんですかね。
ミドリさん
そうね。行ってくるわ。
アゲアゲくん
はーい。
ミドリさん
きゃーー!!
アゲアゲくん
ど、どーしました!?
ミドリさん
げ、玄関に変な生き物が・・・

 

 

アゲアゲくん
さ、サゲサゲくん!
ミドリさん
えー!サゲサゲくんって・・
ミドリさん
だれ??
アゲアゲくん
僕の永遠のライバルです。アゲアゲの対極。サゲサゲです。
アゲアゲくん
サゲサゲくんは、 情熱を冷まし、論理的・硬化・停滞を促し、人を俗物・現実的にさせます
アゲアゲくん
今のサゲサゲ時代を作った張本人であり、アゲアゲ界のライバルであり、最大の障壁。
アゲアゲくん
それが、このサゲサゲくんです。

 

ミドリさん
・・・。
ミドリさん
さっきからこのままで動かないわね。
アゲアゲくん
サゲサゲくんは超無口なのです。
アゲアゲくん
あと決して「悪」ではないので、そこは安心していいです。
ミドリさん
え!危害は加えてこないわけ?
アゲアゲくん
はい。サゲサゲくんは人類の敵ではないです。
ミドリさん
それを聞いて安心した・・・
アゲアゲくん
・・・。とはいえ、このまま居座られても迷惑ですよね。
ミドリさん
そうね。勘弁してもらいたいわね。
アゲアゲくん
なんでここに来たのか聞いてみます。
ミドリさん
何って言っているの?
アゲアゲくん
「こっちの世界に越してきたので、アゲアゲくんとミドリさんに挨拶にきた」だそうです。
ミドリさん
・・・。「引っ越しの挨拶」ってこと?
アゲアゲくん
そのようですね。
ミドリさん
ライバルなのに?
アゲアゲくん
サゲサゲくんは律儀なのです。
ミドリさん
えーと、もう分かったから・・・帰ってもらえないかしら?
アゲアゲくん
そうですね。頼んでみますね。
アゲアゲくん
ミドリさんに許してもらいたいことがあって帰れないそうです。
ミドリさん
はぁ。なに?
アゲアゲくん
「引っ越しソバ間違えて、カップヌードルを買って来てしまった」と言っています。
ミドリさん
ど、どーでもいいわよ、そんなこと!
アゲアゲくん
完璧主義者のサゲサゲくんにとっては、間違いは許されないことなのです。
アゲアゲくん
「 もうお金ないから、新しくソバは買えない」進退窮まって困っているそうです。
ミドリさん
サゲサゲくんも大変なのね
アゲアゲくん
カップヌードルで許してあげますか?
ミドリさん
「許さない」といったらどうなるの?
アゲアゲくん
許してくれるまで、ここを動かないと思います。
ミドリさん
許す、許します。私、カップヌードル大好きだから。全く問題ないです。
アゲアゲくん
では受け取ってください。
ミドリさん
はい。分かりました。ご丁寧にどうもありがとうございます
ミドリさん
何て言っているの?
アゲアゲくん
「今後至らないこと多々あるかと思いますが、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」
アゲアゲくん
「本日は失礼いたします」だそうです。
ミドリさん
はぁ。こちらこそ手土産までいただき、ありがとうございます。

 

 

ミドリさん
か、帰ったわね。
アゲアゲくん
そうですね。ただの引っ越しの挨拶でしたね。
ミドリさん
また来るのかしら?
アゲアゲくん
ここに来ることが正しいことだったら、また来ますね。
ミドリさん
はぁ?
アゲアゲくん
サゲサゲくんは客観性・論理・道徳・正義を重視します。
アゲアゲくん
多方面から考えて「ミドリさん家に行くことが正しいことだ」と判断したら、また来るでしょう。
ミドリさん
めんどくさいコね。
アゲアゲくん
サゲサゲくんは考えすぎなのです。この家に来るまでも相当悩んだはず。
ミドリさん
ノリで行動しちゃうアゲアゲくんとは正反対なのね。
アゲアゲくん
そうですね。
アゲアゲくん
サゲサゲくんは、クールで理論的で道徳的。間違ったことを許さず、正義を遂行します。
アゲアゲくん
 細部にこだわり、数字や具体的なもの。客観性を重視し、全体主義です。
ミドリさん
アゲアゲくんは?
アゲアゲくん
僕は感情や情熱です。柔軟な発想に臨機応変さ。閃きや個性・オリジナリティー。想いや主観、想像力を大切にします。
アゲアゲくん
イメージでいえば。
アゲアゲくん
サゲサゲくんは大人(老人)の象徴です
アゲアゲくん
 僕は子ども(若返り)の象徴です。
ミドリさん
さっき「サゲサゲくんは悪じゃない」って言ってたわよね。
アゲアゲくん
えぇ。
ミドリさん
アゲアゲくんも善悪じゃない?
アゲアゲくん
んー。
アゲアゲくん
んーー。
アゲアゲくん
んーーー。
アゲアゲくん
分かりました。アゲアゲ界のルールには反しますが、教えます。
ミドリさん
え!?ごめん。無理に言わなくていいよ
アゲアゲくん
僕はミドリさんが好きです。
アゲアゲくん
好き嫌いで行動を決めるのが僕なのです
ミドリさん
あ!「 子どもだから」か。
アゲアゲくん
今から言うことは立場的にはアウトなのですが、ミドリさんの幸せを思えば伝えておくべきでしょう。
ミドリさん
ありがと・・。
アゲアゲくん
サゲサゲくんがこの世に現われました。僕の方が先でしたが、多分彼は「人間界行ってもいいのかな?」と多方面に許可を得ていたのだと思います。
アゲアゲくん
アゲ親学があるように、サゲ親学も存在します。サゲ親学はルール・道徳の遵守、地位や名声、学歴や収入や社会的評価を得ることを最上とします。
アゲアゲくん
正直に言います。
アゲアゲくん
サゲサゲにも理はあります。
ミドリさん
道徳やルールや客観性も大事だものね。
アゲアゲくん
そうですね・・。
アゲアゲくん
ただアゲアゲは「嬉しい」を目標とし、サゲサゲは「正しい」を目標とします。
アゲアゲくん
サゲサゲ100%だと嬉しさがなくなります。
ミドリさん
そんなことがあるの?
アゲアゲくん
虚無感に覆われる人生になります。正しいのに満足しない。何をやってもうまくいかない。これがサゲサゲ100%です。
アゲアゲくん
サゲサゲ100%の一例は毒親ですね。
アゲアゲくん
子どもはアゲアゲの存在です。子どもの気持ちを分かるためにアゲ親学はあります。
ミドリさん
サゲ親学は何のためにあるの?
アゲアゲくん
僕が言うと中立性を欠きますが・・・人をコントロールするのに向いています。
ミドリさん
そ、そういうものなの・・・
アゲアゲくん
僕はサゲサゲくんを全否定はしません。
アゲアゲくん
僕は強制もしないので、何を信じるかは自由ですよ。
アゲアゲくん
今後もアゲ親学を聞くか、やめるか。ミドリさんが決めてください。
ミドリさん
え?そんなの言われても分かんないよ。
アゲアゲくん
ミドリさんが決めたことなら全部正解にたどり着きます。それもアゲ親学です。
ミドリさん
えー!でも、私、今調子良いんだし。聞くなら絶対アゲ親学よ。
アゲアゲくん
わーい♪良かったです。
ミドリさん
これからもよろしくね♪
アゲアゲくん
喜んでー♪
ミドリさん
でも、私のためにアゲアゲ界のルール破って、大丈夫なの?
アゲアゲくん
あ、大丈夫ですよ。
アゲアゲくん
僕はルールよりも好き嫌いで行動を選ぶんです。
アゲアゲくん
アゲアゲ界も同じ決まりになっています。
アゲアゲくん
アゲアゲ界の聖典「アゲアゲ・バ・イーブオ」にも書いております。
アゲアゲくん
「好きになったらしょうがない」
ミドリさん
・・・。
アゲアゲくん
これで済んじゃう世界なのです。僕はミドリさんを好きだから許されます。心配ご無用。
ミドリさん
軽いわね。
アゲアゲくん
ルールに縛られないのがアゲアゲ界です。
ミドリさん
・・・。
ミドリさん
もしサゲサゲくんが私を好きになって。サゲサゲ界のルール違反をしたらどうなるの?
アゲアゲくん
え?聞きたいですか?
ミドリさん
うん。
アゲアゲくん
断罪ですよ。

 

ミドリさん
わー!私、サゲサゲ界は絶対無理
ミドリさん
アゲ親学にしておきます
アゲアゲくん
それがいいと思います。

 

アゲ親学

というわけでサゲサゲくんが登場しました。

アゲ親学に対してのサゲ親学も存在します。

 

サゲ親学は論理や道徳を重視します。

サゲ親学は社会的評価を上げるためのものといっていいです。

 

・・・と書くと「あれ?サゲ親学の方が上がるんじゃないの?」と思われるかもしれません。

どっこいサゲ親学で到達できるのは、収入で言えば中の下か、表現悪いですが成功しても成金状態です。

評価で言えば「悪い人じゃないけど、良い人でもないね」など、そこそこの評価しか得られません。

 

「あの人は違うね」と周りから一目置かれるのがアゲ親学。

「大好き」「尊敬される」そんな天井知らずの評価も夢じゃない。

ゆえに「アゲアゲ」なのです。

 

例えるなら「アナタの家は仲良くて良いなぁ」と近所のお家からうらやましがられるのがアゲ親学。

世の中はサゲ親学全盛です。

ゆえにアゲ親学で、周りより一段上にいけます。

 

成長したい・変わりたい方はぜひアゲ親学を。

アゲアゲくんは大歓迎いたします。