第3回 洗濯度数とは?
こちらは「サゲる親とアゲる親」と題し、謎の生命体「アゲアゲくん」がミドリさんに子育てや親の在り方をお話しするサイトです。
ミドリさん
あーやっとお洗濯終わった。ウチは家族が多いから大変!
アゲアゲくん
ミドリさん、ミドリさん
アゲアゲくん
「今日はお洗濯日和だわ♪」の洗濯度数じゃないですよ
ミドリさん
きゃー!💢
アゲアゲくん
あー
ミドリさん
冒頭のつかみよ。
アゲアゲくん
では僕は何故殴られたんだろう
ミドリさん
気を取り直して。選択度数って何?
アゲアゲくん
「選んでいる度数」ってことです。
ミドリさん
何を?
アゲアゲくん
全部ですが、人生における大事な局面ですね。
ミドリさん
例えば?
アゲアゲくん
進路とか、就職とか。不登校になった場合は「学校行くかどうか」などです。
ミドリさん
親は意見言わない方がいいの?
アゲアゲくん
はい。子は気分がサゲサゲになっちゃいます。
ミドリさん
下げても言わなくちゃいけない場合もあるんじゃない?
アゲアゲくん
・・・。「常識」はそうなってますね。
アゲアゲくん
「背負う苦労は軽く、背負わされる苦労は重い」と言います。
アゲアゲくん
重要な局面ほど自分で選ぶべきですよ。
ミドリさん
でも教えてあげることも大事じゃない
アゲアゲくん
やはりそうきますか。
ミドリさん
やはりそう言うわよ。
アゲアゲくん
自分で選ぶ方が楽しいから。
アゲアゲくん
これをどこまで実感して生きているか、ですねぇ。
ミドリさん
・・・。私、結構親に決められて生きてきたなぁ。
アゲアゲくん
あ!良い気づきですね。
ミドリさん
そう?
アゲアゲくん
ではミドリさんはお子さん達にはどうしてあげたいですか。
ミドリさん
・・・。
ミドリさん
あ!
ミドリさん
今、ちょっと子どもの気持ちが分かった気がする。
アゲアゲくん
ほうほう?
ミドリさん
私、何でも母に決められてイヤだった。「私の人生なのに勝手に決めないで!」って思ったことある。
アゲアゲくん
良いですね。
アゲアゲくん
手出ししないのは、サボりじゃなくて、本人に人生を選ばせる親の姿勢でもあります。
ミドリさん
サゲ親は手出し口だしが多いの?
アゲアゲくん
そうです。手だし口だし多いと気分下がっちゃうじゃないですか
ミドリさん
「こうしなさい!」が多いと遊んでてもイヤになるわよね
アゲアゲくん
言われる方は大きなストレスなんですよね
アゲアゲくん
「失敗か成功か」じゃなくて「選んだか、やらされているか」の違いなんです、人生は。
ミドリさん
本人任せは「いい加減」「手抜き」じゃないのね
アゲアゲくん
そうですね
自分で選んでたら何でも正解
とあるマンガで「親は木の上に立って見るものだ」と言う台詞がありました。
これは子どもの選択度数を言っているのです。
子どもに人生選ばせたらどうなるか。
脇道にそれ、失敗を沢山するでしょう。
それが大事なのです。
脇道にこそワクワク感は潜んでおり、失敗こそがホンモノの人生経験です。
正解を続けていたら人生成功するなんてとんでもない。
自分で選び続けてこそ人生は成功します。
サゲ親ほど指導者的です。
アゲ親ほど自らに選ばせます。
脇道に逸れても上等。
逸れても、落ちても良いのです。ただ自分で選らんでさえいれば。
というわけでアゲ親になるために選択度数を意識しましょう。
お子さんは横道に逸れます。失敗して落ちこみます。
そんな姿を優しく見守っていてください。