第21回 成功するコツ
おもしろーい♪
もっとー♪
ミドリさん
あら?遊んでもらってるの?
アゲアゲくん
そうなんですよ♪
ミドリさん
のわー!!
アゲアゲくん
いや、のわーって。
ミドリさん
なに、その顔?
アゲアゲくん
ハッピーハロウィィーン♪ですよ。
ミドリさん
私、ホラー系ダメなの!
アゲアゲくん
ほー。怖いの苦手ですか。
ミドリさん
なんか企んでるでしょ。
アゲアゲくん
いやーなーんもないっスよ~
ミドリさん
ぎゃー!
アゲアゲくん
わーい
ミドリさん
鬼!アクマ!人でなし!
アゲアゲくん
そもそもがぁー
アゲアゲくん
僕は人ではないのでぇー
ミドリさん
ひえー!
アゲアゲくん
はっはっは
アゲアゲくん
いやー。これはホント。
アゲアゲくん
楽しいですなぁ
ミドリさん
イヤー!
アゲアゲくん
あっはっは
おもしろーい♪
もっとー♪
ミドリさん
ヤメロ!
アゲアゲくん
まぁこの辺にしておきますか。あとが怖いし。
ミドリさん
子どもたちが真似したらどうするのよ
アゲアゲくん
真似しますよ、これ絶対。
ミドリさん
アホー!
アゲアゲくん
あー。
ミドリさん
子どものためのアゲ親学じゃないの!?
アゲアゲくん
イタタ。それは失礼しました。
アゲアゲくん
真面目な話、これは教育上アリです。
アゲアゲくん
ほら?見てください。めっちゃ盛り上がってるでしょ?
あっははー♪
もっとー♪
ミドリさん
それが何の役に立つのよ💢💢
アゲアゲくん
いや、そんな怒らなくても。
アゲアゲくん
ミドリさんにとって役立つことって何ですか?
ミドリさん
勉強や運動やマナーとかじゃないの?
アゲアゲくん
あぁ、サゲ親の発想ですね。
アゲアゲくん
その考えでいくと「中の下」か、出世しても満足出来ないでしょう。
ミドリさん
えぇ?みんな成績が大事と思っているんじゃないの?
アゲアゲくん
だから世の中サゲサゲなんですよね。
アゲアゲくん
アゲ親ほど、遊びの大事さが分かっています。
アゲアゲくん
人はね。最高の思い出を再現したいのです。
ミドリさん
最高の思い出?
アゲアゲくん
ある青年の話です。
アゲアゲくん
彼が小学生のころ。母方の故郷へ毎年帰省していました。
アゲアゲくん
田舎には12歳年上の親戚がいました。
アゲアゲくん
親戚は営業マン。小学生の彼を営業車に乗せてあちこちドライブに連れて行ってくれました。
アゲアゲくん
夜になると、ゲームセンターやカラオケへ連れていってくれました。
アゲアゲくん
彼は劣等感の強い子でした。心許せる友達はいません。
アゲアゲくん
親戚は彼にとって初めて対等に付き合ってくれた大人だったのです。
アゲアゲくん
「僕もいつかこんな男になろう」と彼は思ったそうです。
アゲアゲくん
彼は大人になってどんなことをしたと思いますか?
ミドリさん
??
アゲアゲくん
児童養護施設に就職。
アゲアゲくん
勤務外の時間を使って、子どもたちをカラオケ、遊園地、野球観戦などに連れて行ったのです。
アゲアゲくん
中でも子どもたちをドライブに連れて行くのが楽しかった。
アゲアゲくん
彼は親戚にしてもらったことを再現したかったんですね。
ミドリさん
それが成功に繋がるの?
アゲアゲくん
彼は職場で一目置かれたのですよ。ナチュラルに。
ミドリさん
!
アゲアゲくん
彼は大きい仕事を任せられるようになりました。
アゲアゲくん
周りと違うことをし続けたからです。
アゲアゲくん
でも彼にとっては普通なのです。自分がされて嬉しかったことをやっただけ。
アゲアゲくん
最高の思い出を再現したかっただけ。
アゲアゲくん
彼はアゲアゲマインドの持ち主なのです。
アゲアゲくん
アゲアゲマインドがあれば認めれるし、いわゆる「中の上」に上がれるのですよ。
ミドリさん
アゲアゲマインド?
アゲアゲくん
成績が良くても、アゲアゲマインドがないと評価されないのです。
ミドリさん
「優秀だけど好かれてない」って人いるわね。
アゲアゲくん
それです。マインドがないのです。
アゲアゲくん
先にアゲアゲマインド。次に成績なのです。
ミドリさん
マインドなんて考えたこともなかった。
アゲアゲくん
今は頭脳のサゲサゲの時代ですからね。
アゲアゲくん
要は学校の逆をやればいいんですよ。
ミドリさん
えぇ!?
アゲアゲくん
学校とサゲ親学はほぼ同じです。
アゲアゲくん
多くの学校の先生は成功者じゃないですからね。
ミドリさん
!?
アゲアゲくん
こんなこと言ったら先生に失礼ですけど。
アゲアゲくん
経済的にそこそこもらっていますが、神経すり減らして仕事してる先生は多い。
アゲアゲくん
「成功とは楽しく働いてお金もらって」でしょ?
ミドリさん
うん。金額だけじゃないわね。
アゲアゲくん
楽しく働いている先生はどれくらいいるでしょうか。
ミドリさん
あんまりいないのかな。
アゲアゲくん
つまり学校の常識で成功は無理なのです。
ミドリさん
!
アゲアゲくん
成功してない人の真似をするのはやめましょうね。
ミドリさん
でも多くの人が学歴や成績で上へ行こうとしているよ?
アゲアゲくん
それはサゲサゲスパイラルの入口ですねぇ。
アゲアゲくん
アゲ親ほど学校は踏み台程度にしか思っていません。
ミドリさん
踏み台?
アゲアゲくん
そもそも学校は乗り越える場所です。
ミドリさん
乗り越える?
アゲアゲくん
先生よりも幸せになる。先生よりも良い人間になる。
アゲアゲくん
ところがどっこい。
アゲアゲくん
先生の言うことを聞けた=優秀と評価されます。
ミドリさん
うん。
アゲアゲくん
乗り越えるどころではないですね。
ミドリさん
「乗り越えろ」と思っている先生は少ないかな。
アゲアゲくん
ほら、昔の師匠は「ほっほっほ。このわしを超えてみよ!」と弟子に言ったものじゃないですか。
ミドリさん
現代人の私には分からないんですけど。
アゲアゲくん
アレが正常な教育ですよ。
ミドリさん
今は?
アゲアゲくん
「ほっほっほ。わしの言うことに従っておればいいのじゃ!」と弟子(生徒)に言ってますね。
ミドリさん
ダメじゃん。
アゲアゲくん
ダメなんですよ。
アゲアゲくん
成功にはアゲアゲマインドが必要です。
アゲアゲくん
マインドを作るのは家庭が最適です。
ミドリさん
どうすればアゲアゲマインドが出来るの?
アゲアゲくん
最高体験を作ることですよ。
ミドリさん
一番嬉しかった思い出ってこと?
アゲアゲくん
その通り。
アゲアゲくん
その思い出を再現する過程に、誰かが喜んでくれます。
アゲアゲくん
その謝礼としてお金や出世など社会的成功があります。
ミドリさん
私にも最高の思い出があるのかなぁ。
アゲアゲくん
絶対あります。
ミドリさん
ホントに?
アゲアゲくん
前に「優しいお母さんでいたい」とおっしゃってましたよね。
ミドリさん
うん。
アゲアゲくん
ずっと一緒にいるので分かります。
アゲアゲくん
ミドリさんのその想いはホンモノです。
アゲアゲくん
どこかで最高体験をしたハズ。その思い出を再現したくて今、頑張っているですよ。
ミドリさん
私の・・最高体験??
アゲアゲくん
心配せずともアゲ親学を続ければ、思い出しますよ。
ミドリさん
そっか。
ミドリさん
私が子どもたちに出来ることって何かな?
アゲアゲくん
ステキな質問ですね。
アゲアゲくん
親は最高体験を作るお手伝いをしましょう。
アゲアゲくん
アゲアゲエナジーも上がります。
ミドリさん
前回やったやつね。
アゲアゲくん
補足ありがとうございます。
ミドリさん
では次の休みは遊びにいきますか!
アゲアゲくん
よっ!いいぞ!
ミドリさん
みんなー!休みの日どこ行きたい!?
オバケやしきー!!
私もー!!
ミドリさん
・・・え?
アゲアゲくん
これは面白い♪
ミドリさん
いやいや。もっと楽しいとこ行こうよ?
オバケやしきがいいー!
さんせいー!!
ミドリさん
ほら、オバケなら我が家に赤いのが一匹いるじゃん。
アゲアゲくん
失敬な!
ミドリさん
えーどうしよう。
アゲアゲくん
ミドリさん、ミドリさん。
ミドリさん
なによ?
アゲアゲくん
ゾンビだぞー。
ミドリさん
ふぎゃーー!
きゃはは♪ママ面白いー♪
もっと♪もっとー♪
アゲアゲくん
オバケ屋敷でミドリさんが怖がる姿を見たいようですね♪
ミドリさん
アンタのせいじゃないのよ!!
アゲアゲくん
思い出になりますよー
愛もお金も入るアゲ親学
人の幸せはお金じゃないです。
でも欲しいのも人間だし、あると便利です。
ゆえに学校では「確実に、分相応に」と教えてきますがサゲサゲの発想です。
子ども時代、特に幼いころの遊びは重要なのです。
「うわ!これすんごい楽しい!」
そんな最高体験をどれだけ心に刻み込めるか。
再現するためなら人は何だって出来ます。
アゲアゲマインドとは本人にとっては普通。他人とってはスゴいものなのです。
「今は我慢して勉強しなさい!」
サゲ親学の決まり文句ですが、我慢した先に幸せが待っているわけでもない。
真理というのは隠されています。
教えたら先生は仕事になりません。教科書にも載ってないから知ることもない。
アゲアゲくんの目には「みんな無駄に我慢をしている」「もっと人生を楽しんでいいのに」と人間たちが映っています。
想像してみてください。
みんな実はやらなくていい我慢をしているとしたら?
楽しく成長して、職場や仲間内で一目置かれて、友人や恋人、家族ともうまくいく。
そんな都合良いものが本当にあるのだとしたら?
もっとありのままに。
自己中も我儘も、薄情にも欲望にも意味があります。
お金は汚いものでも綺麗なものでもない。ただのツールにしか過ぎないのです。
頭脳のサゲ親学は学校を通して刷り込みレベルまでに頭に埋め込まれています。
解くのは心のアゲ親学です。引き続き読んでください。