第2回 心に牙をもて
牙を持とう
「逃げたい」
そう思うからには、相応の出来事があったと思います。
「親子仲良く」
「優しくしていたら道は開ける」
学校で習う道徳は、毒親問題では役にたちません。
ピンチになると、道徳の逆をやる方がいいんです。
しかもやっていい。
相手がピストルを持っているなら、こちらももたざるを得ない。
学校では教わりませんでしたよね。
そもそも人は動物です。
「イヤだ」と感じたら噛みつくことも必要。
大至急、牙をつけましょう。
人間は賢いので、割り切ることができます。
「牙は危ないから持っちゃダメ」と教えられて「そうか」と外してしまえるのが人間なのです。
アフリカのサバンナを想像してみてください。
あたりにはライオンやヒョウ、ワシなどの肉食獣がいます。
そこに牙のない動物が放り込まれました。
当然、食べられてしまいます。
もう一度言います。
逃げてもいいし、刃向かってもいいんです。
牙をもってください。
でなければ食べられてしまいます。
サゲ親とアゲ親
大事なことは教えられてない
とある女性の話です。
母親が毒親でした。
小さい頃から脅されていたので「この親に逆らってはいけない」と思ったそうです。
彼女は学校にいる方が伸び伸び過ごせるくらい。社会人になってからも同じでした。
ただ一つ欠点があり、牙を抜かれてしまっていたのです。
良い上司なら問題ない。
ただ悪質な上司の前では、彼女はパワハラ状態でした。
彼女はずっと「悪い人だったらどうしよう」と不安感を抱いて生きていました。
「心に牙を持つ」
これを知った彼女は、上司に対し「出来ません」と初めて言いました。
次の日からパワハラはなくなりました。
不安は消えました。
表情が明るくなり、声にハリがでました。
冗談も言えるようになり、後輩から慕われ、オジサマ連中からチヤホヤされるように。
このサイトは「サゲる親とアゲる親」といいます。
人生をやり直せる方法「心のアゲ親学」を紹介しています。
逃げてもいいし、牙をもっていい。
あなたが牙を持てば、相手も攻撃できなくなります。
学校では教えてくれない身の守り方、成長方法をアゲアゲくんが話します。
世の中には毒親を代表するサゲ親と、正反対のアゲ親が存在します。
毒親から逃げる方法はあるし、毒親にならない方法も存在しています。
辛いなら逃げましょう。
そこから始まりますから。